サブタイトル:事例でわかるグレーゾーン・障がい児指導
著者:福田りえ
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ヤマハ音楽教室に在籍して、いよいよジュニア1年目になったとき、先生が保育園時代とはガラッと態度など変わられてびっくりしたのと、自宅ではどんなアプローチをすればいいんだろうと悩んだ、ある意味暗黒の時代に出会った一冊です。親の心構えが変わる気がします。
本書について
本書は、福田音楽教室のピアノ講師であり音楽療法士でもある福田りえさんが執筆した、発達障害や発達グレーゾーンの子どもたちに向けた音楽教育の実践的なガイドです。著者自身の豊富な経験をもとに、多様な事例と具体的な指導方法がまとめられています。
注目ポイント
- 実際の事例をもとにした解説
発達障害やグレーゾーンの特性を持つ子どもたちとの接し方が、リアルなエピソードを通じて描かれています。そのため、理論だけでなく現場での実践に役立つ内容が満載です。 - 音楽教育と音楽療法の融合
ピアノレッスンを通じて、子どもたちの感情表現や自己肯定感を引き出す工夫が紹介されています。音楽を通じて成長を促す具体的なアプローチが魅力的です。 - 指導者へのメッセージ
子ども一人ひとりの特性を尊重しながら、柔軟に対応する大切さが丁寧に解説されています。ピアノ講師だけでなく、子どもたちに関わる全ての人に響く内容です。
こんな方におすすめ
- 発達障害や発達グレーゾーンの子どもと関わる音楽指導者
- 子どもの特性に寄り添いながら音楽を楽しませたい保護者
- 音楽教育を通じた療育に関心がある方
感想
福田さんの言葉からは、子どもたちの可能性を信じる温かな想いと、音楽を通じた教育への情熱が伝わってきます。「ピアノを弾く」という行為が、ただ技術を磨くためだけでなく、子どもたちの成長や自信をサポートする手段になり得ることを改めて実感しました。
特に、「気になる子ども」の特性に対する理解と具体的な指導方法がバランスよく紹介されており、専門知識がなくても読みやすい内容です。音楽教育に関わる方だけでなく、療育に携わる全ての人にとっても有益な一冊だと感じました。
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